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売文生活

baibonn.png 売文生活
ちくま新書

定価:780円(税別)

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業界のタブー「原稿料」の真実

漱石から平成のフリーライター、人気作家まで、
その台所事情と、自由を求め苦闘する姿を描く。


......お金か自由か――。先達の作家たちは、ずっとこの二者択一に悩まされ続けたのです。しかし、この問いは正しかったのでしょうか。一葉自身と同様に、本当はこう叫び続けたかったのではないか、と思うのです。お金も自由も――と。............

 金銭ゴシップが大好きな文士たち
底抜けビンボー的講演料
作家は本質的にギャンブラーか
財産のないフリーは奴隷?
お金も自由も



目 次

序章 私的売文生活入門
 文章の値段/生活を賭けた投稿/一冊の本との邂逅/
 変化の波/収入のバランス

第一章 原稿料とは何か
 原稿料は足し算、印税は掛け算/単価の謎/漱石の原
 稿用紙/四〇〇字詰め原稿用紙の誕生/売文生活の成
 立と印税制度/作家は儲かる?/高額納税者番付/一
 〇〇〇万円を納税するには

第二章 幸せな黄金時代
 無頼派の場合/公務員初任給の一〇〇倍/尋常ならざ
 る金銭感覚/金銭ゴシップが大好きな文士たち/月産
 一〇枚でも食えた時代/偽善で糊口はしのげない/夢
 は原稿料一枚一〇〇円!/作家は「家」を「作」る

第三章 標準としての夏目漱石
 年俸二八〇〇円/職業作家の黎明期/朝日新聞の原稿
 料/作家には経費が....../明治の文士は兼業ジャーナ
 リストだった/出版社と新聞社/寡作の先駆者/金ハ
 労力ノ報酬デアル/文豪の誕生/文豪・夏目漱石がで
 きるまで/交渉の達人(その一)/交渉の達人(その
 二)/妻の証言/発掘! 漱石の講演料/妻を連れて
 講演旅行へ/妻思いの律儀な文士

第四章 トップランナーたちの憂鬱
 人気と面積/書く仕事に携わる人々/地道な多作/個
 人全集の翳り/冒険と実験/流行作家とは/人生の端
 境期/年間一万枚/有料同人誌/東京脱出/公然たる
 愚痴/美学の欠如/秘書を置く余裕はない/バブルに
 あらず/立花隆氏の方法論

第五章 貧乏自慢もほどほどに
 底抜けビンボー的講演料/「カードも作りにくい」は
 本当か/入門書まで志望者を脅す愚/そのような場面
 さえ乗り切れば/ユーモアと知恵を/要領の良さと創
 意工夫は同じ/作家は本質的にギャンブラーか

第六章 現代日本の原稿料事情
 三三歳二〇〇〇万円/業態変化/原稿料相場情報/そ
 れぞれの値段/三〇歳からの転機/自虐的記述の流行/
 自由と自己責任/おいくらですか?/共著の印税/印
 税的赤字補填/普通の生活/生活可の分水嶺/先物買
 い/語り始めた書き手たち

終章 お金も自由も
 文壇ゴシップの落日/文士が必ず逢着する難問/組合
 の力で原稿料を数十倍に?/需要と供給のバランスで
 決まる/財産のないフリーは奴隷?/お金も自由も/
 文學と糊口と

参照文献一覧

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