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部下の仕事はなぜ遅いのか

buka1.jpg 部下の仕事はなぜ遅いのか
三笠書房
定価:1400円+税

山積みの問題は一瞬で解決できる!


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目 次

まえがき
「最小の労力」で「最大の効果」を得るための、「仕組み」をつくってしまう1冊。


 第1部 ラクして部下を育てる技法 講義編

 1 近道はレシピの入手にあり!
 「5%の仕事」に集中するために
 「球をよく見ろ」で通じるか?
 「たった1分」で跳び箱ができるようになる方法
 「10年かかる」が10日で達成可能?

 2 「デキる」上司のコーチング!
 コーチの最大任務は何か?
 コーチングの定義をめぐる混乱
 「本番」はプレーヤーに任せる
 「スキルアップ」はコーチングの課題ではない
 誰を育てるか?
 上司とコーチの違いは?
 コーチングのタイプ

 3 プロセスの中でパーツを見よ!
 言語にする能力とマニュアル
 プロセスの中で部分を見る
 ホワイトカラーワークとマニュアル
 文章の書き方を教えるには?
 良いアイデアは何でも採り入れる
 全員のレベルアップを求めない

 4 一発で完成品を!
 理想的な形をイメージする
 対象は「言ったらわかる人」だけ
 結果を出せない人をどうするか
 「戦略的」に仕事を進める
 「消耗戦」からは逃げよう
 「とりあえずやってみろ」ではなく全体構造を
 弱点を克服しなくてもいい仕組みをつくる

 第2部 もっとラクして部下を育てる 討論編

 1 はじめに
 座談会の参加者の紹介
 全員で共有する10の定義

 2 「面白さ」を教える技法
 面白いテレビ番組のつくり方
 「面白さ」とは何か
 面白さをどう教えるか

  コーヒーブレイク セミナー・ビジネスはかる?

 3 部下を成長させる技法
  「教えない」という選択
  責任を負わせて任せる
  鈴木さんの会社を考える
  弁護士ノウハウの販売?
  大学で学生を教える
  新聞社における人材育成
  新聞社のこれから
  人事評価とインセンティブ

 4 もっとラクするための技法
 コーチングの外注
 うつ病は専門家に
 「切る」という選択
 ラクするために怒る技術

 あとがき

 あなたの言葉は伝わっていますか?

 付録   本書で言及された文献・映像資料

■立ち読み■

まえがき
  「最小の労力」で
  「最大の効果」を得るための、
  「仕組み」をつくってしまう1冊。

  私たちは、たいてい部下を経て上司になります。使いきれないほどの資金に
 恵まれ、すべての部下を自分で指名できるなら話は別ですが、普通そんなこと
 は起きません。
  本書のメインテーマは、ラクをして良い部下を持つにはどうしたらよいか、です。
  なぜ、ラクをする必要があるのでしょうか。
  簡単に言えば、理想的な部下を育てるのに30年もかかったら、やっていられ
 ないからです。

  これまで、コーチングに関する本は、たくさん出版されてきました。コーチング
 の専門家(それで食べている人)たちが書いた本です。
  しかし上司と、専属のコーチは違います。私たちは彼らと違って、部下(や選手
 や生徒たち)を鍛えること自体で収入を得ているわけではありません。部下(ある
 いは上司)や同僚とともにチーム一丸となって結果を出し続けることが仕事です。

  では、上司と部下とを分かつものは何でしょうか。ひとことで言えば、それは責
 任です。芸術的な能力の差ではありません。「最終的な責任をとる」のが上司の
 究極的な立ち位置です。
  とは言え、いつも責任ばかりとっているわけにもいきませんよね。そんなことを続
 けていれば、会社が倒産するか、自分がクビになるほかないでしょう。責任(尻拭
 い)問題に発展しないよう努めつつ、部下とともに成果を出してゆく。あくまで、その
 範囲内で技術指導や叱咤激励が必要なのです。
  逆に言えば、自分の思うように上司や部下が動いてくれないのは、あたりまえで
 しょう。

  現実には、我々は上司でもあり部下でもあり現役のプレーヤーでもあるのです。
  このあたりのことを、同世代の友人であり、コンサルタントである鈴木進一さんか
 ら問われ、いつかじっくり勉強会をやろう、ということになりました。それに先立ち、
 鈴木さんの会社に私が出向いて講師をしたり、ざっくばらんに鈴木さんの「部下た
 ち」と討論を重ねたりもしています。
  さらに、異分野で働く旧知の7人に声をかけ、私自身「たった1日の勉強会」の準
 備に5カ月をかけることになります。

    おそらく鈴木さんは軽い気持ちで提案されたのでしょう。私も当初はあまりピンと
 きませんでした。しかし、あれこれ考え始めてみると、「考えが止まらなくなるほど
 面白い分野」だとわかり、メモも膨大に蓄積されてゆきます。
  こうして、部下の育成法やコーチング論をまとめてみようと思い立ち、メールマガ
 ジン『ガッキィファイター』のひとつのコンテンツとして連載を始めました。本書第1部
 の「講義編」は、その時の文章がベースになっています。

  その一方で、日ごろ上司や教師として、部下や学生の育成に実際にあたってい
 る方たちの現場の知恵を借りながら、「ラクして部下を育てる技法」の奥義を議論し、
 各自 が持つ知恵を統合できればと願い、第2部「討論編」のもとになった座談会を
 開催することになりました。
 「サラリーマンとしての上司」でない私の文章だけではなく、様々な立場にある方々
 の発言を参考にしていただければと思います。

  そこに集まっていただいた8名の方々には、座談会に先立ち、私が書き下ろした文
 章をお読みいただいたうえで、メーリングリストを通じて2カ月半にわたり意見交換をし
 て もらい ました。本書をまとめるにあたり、そこで交わされた議論や意見を第1部の
 「講義 編」の随所 に取り入れて紹介しています。

  堅苦しく言えばそういう経過ですが、もっとわかりやすく言えば、要するに他人のふ
 んどし で相撲をとったわけです。
  ここでもまた、大勢の力を借りれば、自分だけでやるより大きな視野に立てて、多彩
 な体験と見聞を一堂に集められ、なおかつ個人的にはラクができる、という次第でした。

 日垣 隆

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