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ラクをしないと成果は出ない

raku160.jpg ラクをしないと成果は出ない 仕事の鉄則100
大和書房
定価:1,429円(税別)

 大ベストセラー中 !


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目 次

はじめに

 第1章 基本編

 1 ラクをして成果を上げるのが基本中の基本 
 
 第2章 インプット編

 11 「つまらない」と思ったら、できるだけ早く撤退する
 12 情報収集にのめりこまない。情報とは「出合う」ものだからである
 13 立ち読みは書店でなく家の中でする
 20 図書館に行けば行くほど「無駄遣い」になる

 第3章 ネットワーク編

 28 期待値を下げる
 29 自分の実力をマッピングしておく。身の丈を知ったうえで見栄を張る
 30 先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

 第4章 撃退編
 39 苦手なこと」は人の手を借りて解決する
 40 NG上司に煩わされない

 第5章 独立編

 49 「好き」を安さの言い訳にしない
 50 独自の販売回路をもち、その売り上げは五年で二倍が最低ライン

 第6章 継続編

 51 好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する
 60 自由に生きるために健康を維持する

 第7章 組織編

 60 今いるメンバーを前提にする。「上手くいかない」のを彼らのせいにしない
 

 第8章 時間編

 71 会議は一企画につき二度だけで終える
 
   第9章 アウトプット編

 81 ノウハウはどんどん公開する
 84 アウトプットしないものはインプットしない
 
 第10章 生活技術編

 98 旅行用の持ち物リストをつくっておく
 99 子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる
100 大切な人は命がけで守る

おわりに


帯 【表】

 「一生懸命」に働くな!

 好きな仕事で所得倍増。
 会いたい人が会いに来る。
 自分の時間を確保する――。

 「やるべきこと」を圧縮し、
 「やりたいこと」を拡大する
 100のアイデア
 

■立ち読み■
 
はじめに

  この本は、ビジネス書に見えるかしれません。
  確かにタイトルからしても中身からしても、ビジネス書のど真ん中をゆくような本
 です。
 〔中略〕

  硬派ジャーナリズム(なのか)の世界で書いてきた者が、経営コンサルタントが書
 くようなビジネス書を出していいのでしょうか。
  もちろん、いいのです。「できる経営者」が「普通の社員」に向けて「ああやれこ
 うやれ」と言っても、参考になるのは二割程度でしかありません。
  私は普通の働き手であり、独立自営業者でもあり、友人や知人に真顔で頼まれて、
 倒産しかけた会社を再建した〝偶然〟も何度かあります。売文というのは、生産者で
 もあり、消費者でもあり、試行錯誤の結果、私は自分で自分のメディアも同時にもっ
 て生活を安定させています。

  私自身は、本文の冒頭「1」で紹介したように、どう見ても「できない社員」であ
 り、せいぜい「納得するのに他人よりたくさん時間がかかる人間」でした。今もそう
 です。小学生のころ、監督やコーチから「球を良く見ろ!」と言われて、球を土の上
 に置いてじっと見ていたら怒られ、空中を飛んでいる球をよく見られるなら俺はもう
 プロになっている、と思いつつ、それでも「飛んでいるボールをよく見る」というこ
 とはどういうことなのか、真剣に悩んだ少年です。いやな奴と思わず、実はかなり謙
 虚で素直な男だと思っていただければ幸いです。

  しばらく前に書いた『売文生活』(ちくま新書)では、もともと商品ではなかった
 「文」が、どのように商品化されていったのか、という謎解きをしたわけですね。つ
 まり、売文の成育史を日本の近代史のなかに定位してみせた本であり、売文という仕
 事が一つのビジネスモデルになる過程と今後の課題を実証的に分析した本でした。あ
 の本を読めば、他のどんな商品だって「売る構造」が見えてくるはずなのですが、残
 念ながら、目利きの店員がいない書店ではそのような理解をあまりされず、「新書」
 コーナーのほかには「「エッセイ」の棚に置かれました。別にかまいません。不徳の
 致すところですから。
  しかし『売文生活』が、あらゆるビジネスに応用可能な「単価」と「ビジネスモデ
 ル」の話だと気づいてくれた賢明な読者も少なくありませんでした。
  ありがたいことです。
  書店関係者の皆様、本書は自信をもって「ビジネス書」に置いてください。

  努力や勉強は大切です。マニュアル化も法則化も、集団で動く以上必要な面もあり
 ます。しかし、例えばペンギンは、ボイルの法則もアルキメデスの法則も暗記してい
 ないのに、浅い潜水時には事前に吸い込む空気量を少なく抑えています。吸い込む空
 気の量を五〇〇ミリリットル程度に抑えておけば、深度二〇メートル前後では「中性
 浮力」という非常に安定した状態に達し、いちいち浮力に抵抗するエネルギーを奪わ
 れずに餌採りに専念することができるのですね(佐藤克文『ペンギンもクジラも秒速
 2メートルで泳ぐ ハイテク海洋動物学への招待』光文社新書)。

  ラクをしすぎて成果が落ちるのも困りますし、苦労ばかりして破産するのも困りま
 す。
  机の前に座ったこともなく営業会議にも出たことがないペンギンたちですら、ラク
 をしないと成果は出せない!――のです。ラクをするということは、何もかも自分た
 ちで見つけ出すのだという自己中心的で横暴な考えに取り付かれることではなく、先
 達の知恵を素直に引き継いで着実に上乗せしてゆく、という発想であり道程です。

    それがなぜちょうど「一〇〇」項目になったのか、については「あとがき」で触れ
 たいと思います。
  では、まず目次からどうぞ。


                                       日垣 隆
 

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