ID:

パスワード:

前の記事| |次の記事

いい加減にしろよ(笑)文庫版

ikagen160.jpg いい加減にしろよ(笑)文庫版
文春文庫
定価:552円(税別)

JR福知山線脱線事故(2005年)がおきた当日、自己の原因を分析。事故調査委員会が1年かかってたどり着いた結論と、瓜二つ。なぜそんなことができたのか......。また、日垣本の中で三宅島の現地報告を掲載しています。 
 

本書は全国の書店またはamazonなどのネット書店でお求めください




目 次

第一章 占い師鑑定 細木数子―――妖しき大殺界の女王

第二章 画家鑑定 平山郁夫―――権力獲得の裏面史

第三章 文章力鑑定 なぜ悪文になってしまうのか

第四章 警察鑑定 こうして被害者は放置された

第五章 性犯罪鑑定 制度の不備を即座に正せ

第六章 選挙前鑑定 総選挙をめぐる七つのウソ

第七章 NPO鑑定 どこへ行く究極の甘ったれ

第八章 病名鑑定 それより前に為すべきこと

第九章 再犯鑑定 野放しの心神喪失者

第一〇章 戦後史鑑定 少年法に仮託された幻想

第一一章 火山島鑑定 三宅島現地報告

第一二章 即日鑑定 こんな事故はもう起きない

第一三章 バカ本鑑定 これぞ抱腹の垂れ流し

あとがき

文庫版のためのあとがき



帯 【表】

一刀両断!

  細木数子、JR事故、性犯罪ほか...全13話
 直後の徹底検証が今こそ真価を発揮



   

■立ち読み■

 第一章 占い師鑑定細木数子―――妖しき大殺界の女王

1.対話

日垣 「ずいぶん立派な指輪ですね」
細木 「大っ嫌いなのよ、お化粧とかアクセサリーが」
日垣 「宝石専門の"付き人"を連れている細木さんがですか」
細木 「大っ嫌いなのよ」
日垣 「普段は、すっぴん?」
細木 「うん。お洒落も宝石も嫌いなの。ただ、私かよく高細な宝石を買うのは、みん
な科学、科学って言うで しょう」
日垣 「科学?」
細木 「うん。科学的根拠はないとか科学的実証って。私は科学に挑戦して宝石を溜め
てるんですよ」
日垣 「と言いますのは?」
細木 「え、そんなこともわかんない?」
日垣 「もちろんわかりませんよ(笑)宝石が科学に挑戦って言われても」

 傍で聞いていたら、これは面白い会話なのだろうか。ただの空転インタビューなのか。
 場所を移し、食事をしながら雑談しているとき、細木数子さん(当時六六歳)が私に
尋ねた。
 「あなた長男?」
 「いえ。次男です」
 「お兄さんは今どうなさっているの?」
 私は一瞬、まずい話題になったな、と思った。雑談と言っても、すでに話し始めて五
時間も経っている。当初、(私を対象とする)個人鑑定の申込みも取材も拒まれていたの
で、「むしろお会いしないほうが書きやすいかも」と意地の悪いことを細木事務所に伝
えた直後、「では会いましょう」ということになった。京都や東京・神楽坂の関係者に
端から取材してまわったことが、奏功したのか、あるいは逆鱗(げきりん)に触れたのかもしれない。


前の記事| |次の記事

 

ページ先頭に戻るトップページに戻る