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ダイオキシン猛毒説の虚構

daioxin2.jpg ダイオキシン猛毒説の虚構
―母乳が危ない、焚火をやめろ、子どもを生むな。根拠なきアジテーションこそ問題だ―



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現在にも通じる問題を指摘した本作品。放射能汚染問題の本質をとらえたい方へ-今こそ科学リテラシーを!



目次

仮想敵
ダイオキシン症候群
毒性倍率
数字の罠
被災地から
母乳報道
折り合い
焼却灰
大型高温化


【立ち読み】

[前略]
あのパニックは、いったい何だったのだろう。
机上の正義感が強い人にありがちなことだが、何か悲劇的な事象を伝え聞いたときに、被害者への義憤にかられるあまりか、その被害実態ができるだけ大きいものであったほうが糾弾しやすいとでもいうような願望癖が、しばしば過敏に発揮されてしまうケースが多々ある。

  ベトナム戦争における枯葉剤は、どうだったのだろう。これこそ、ダイオキシンがいかに悪魔的かの証明ではないのか。
四半世紀におよぶ研究に基づき、ダイオキシンの「史上最強の毒物」ぶりを訴え続けてきた九州大学医療短期大学部の長山淳哉助教授さえ、実はこう書いている。

《ベトちゃんドクちゃんのような奇形が、ダイオキシンによって発生するか否かはさておき、ダイオキシンは史上最強の毒物としての地位を確立してしまったのです》(『しのびよるダイオキシン汚染』講談社ブルーバックス)

否かはさておき?
《ダイオキシン類によって、ベトナムのべ卜ちゃん、ドクちゃんのような奇形が発生するかというと、疑問視する学者が多いようです》(同前)
《ベトナムで、多くの奇形児発生や妊娠異常の事実があってもなお、それらがダイオキシンを含む枯葉剤の使用に由来するとは断定しえない》と全米科学アカデミー『南ベトナムにおける枯葉剤の影響』は結論づけている(追記/日本で出版された数多のダイオキシン猛毒説本には必ず引用されていた長山氏のデータ=母乳中のダイオキシンが乳児にダメージを与えるという唯一のデータ=を、1998年8月にストックホルムで開かれた国際ダイオキシン会議で、長山氏は誤りを全面的に認めデータを撤回された)。

共産党系の病院に勤務する小児科医が、枯葉剤とダイオキシン災害にかかわる世界各国でなされた45の研究成果を、すべて徹底検証したその結果――。
《疫学的調査結果から現時点で否定し得ないのは皮膚のクロルアクネと呼ばれる難治性のにきびのみとも言えるのが実状のようである》(京都民医連中央病院・尾崎望氏/「障害者問題研究」97年第4号)。

ところでなぜ、枯葉剤被害が(それもベトナム人ではなく米国軍人の)ダイオキシンとの因果で語られるようになってしまったのか。そのルーツを米国で追っていくと、78年3月3日に放映されたCBSドキュメント「枯葉剤 退役軍人を襲った死の霧」に行き当たる。シカゴの退役軍人事務所のカウンセラーにかかってきた1本の電話が、すべての始まりだった。もうすぐ癌で夫が死にそうだという女性が、「夫の癌の原因はオレンジ剤のせいに決まっている」と泣いたのである。ドキュメントが放映された直後から、全米各地の退役軍人事務所はパニックに陥り、なにもかもが枯葉剤のダイオキシンのせいにされていった。

[後略] P11「被災地から」より。
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