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日本経済なにが本当の問題か :野口悠紀雄 (早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問)×日垣隆 

noguchi160.jpg 日本経済なにが本当の問題か:
野口悠紀雄 (早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問)×日垣隆


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目次

重い腰を上げられない人々
分類しない、モノを捨てない
数学は答えを見てから丸暗記!
コピペもカンニングも大いにけっこう
知れば知るほど知りたくなる
検索とネットがもたらした情報革命
『枕草子』に出てくる「月」と「星」の数を数えてみた
円高=悪者論に反論する
サブプライム問題は金融工学の失敗ではない
「失われた20年」を止めるためにやるべきこと
ソニーとアップルに30倍の差がついた理由
20年後に作家は生き残れるのか!?

【野口悠紀雄氏プロフィール】

のぐち・ゆきお氏は、1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省に入省。72年にエール大学でPh.D.(経済学博士号)を取得。専門はファイナンス理論、日本経済論。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。2011年4月より 、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問。一橋大学名誉教授。大ベストセラー『「超」整理法』(中公新書)をはじめとして著書多数。http://www.noguchi.co.jp/


立ち読み

ソニーとアップルに30倍の差がついた理由

日垣:2012年4月、アップルの時価総額が6,000億ドル(48兆6,000億円)を突破しました。時価総額が6,000億ドルを超えたアメリカ企業は、マイクロソフト(99年12月)に続いて2社目です。2012年現在、ソニーの時価総額は1兆5,000億円しかありません。アップルの32分の1以下です。日本で最も時価総額が大きいトヨタは11兆円、アップルの4分の1以下でしかありません。  かつて「世界のソニー」と言われたナショナル・ブランドは地に墜ち、2012年中に世界で1万人ものリストラが決まっています。身の回りを見渡してみると、iPhoneやiPadをもっている人は石を投げれば当たるほどいますが、ソニーの製品をもち歩いている人は希少価値が高くなってしまいました。

野口:時価総額の巨大な開きは、アップルとソニーの間に間違いなく本質的な差があることを示しています。

日垣:ひとことで言えば、日本の知識産業が目指している方向が間違っていたということでしょうか。

野口:ソニーのウォークマンとアップルのiPodは、個人がもち歩いて音楽が聴けるという意味では似た製品です。しかし、製造過程は決定的に違いました。ウォークマンはソニーがすべて作ったわけですが、iPodは違います。アップルはiPodというコンセプトを考え、実際に作ったのは世界中の企業です。経済学の言葉を使いますと、ソニー型を「垂直統合」、アップル型を「水平分業」と呼びます。

日垣:30倍以上にも開いてしまった時価総額は、企業の構造の違いに起因している。

野口:シリコンバレーの企業は、みな水平分業型です。パソコンの製造は、とっくの昔に水平分業型に移行しました。パソコンを丸ごと作っている企業は、今ではほとんど見当たりません。それぞれがパーツを作っているのです。マイクロソフトはOSをつくり、ある企業はディスプレイを作り、別の企業がキーボードを作る。メーカーは部品を組み立てる。典型的な水平分業です。

日垣:パソコンも最初は垂直分業型産業でした。ソニーとアップルに構造の違いが生まれたのは、何が一番大きな原因でしょう。

(後略)


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