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教養と説得力 向上計画――猪瀬直樹さんを迎えて

inose160.jpg 教養と説得力 向上計画――猪瀬直樹さんを迎えて 


定価:2,800円(税別)→発行年内限定価格:1,000円(税別) 

ゲストに猪瀬直樹さんをお迎えし、社会の構造を知るために必要な教養やプレゼン力、実務能力についてお聞きする、昨年末のマスコミ出演前に行った公開インタビュー。第2部は参加者とともに、あらたな「教養」の定義をし、役立つ「教養」についてのライブな議論を展開した記録。





目次

第1部 近代とは何か――対話篇

テレビがなかった大正教養世代
江戸時代にできあがっていた旅行システム
いつも態度が変わらない
権力の正体
戦後だけでは理解できない
官僚機構は戦争へ向った
職員のための民営化にしない
放蕩息子の日本文学
日本を位置づける
妻の異変
プレゼンの肝要をはずしたオバマ
金メダリストのプレッシャーが理解できた
65歳の東京マラソン完走作戦
これからのこと

第2部 教養の実践的定義へ――激論篇

見栄と教養
理解の主役は相手である
教養は「説得力」
質問の作法
日本語、英語、ドイツ語による「教養」の違い
「うんちく」は教養ではない理由
見る映画で個性が出る候補者
そもそも「教養」って必要ですか
アングロサクソン思考のクセ
教養は勉強で身につくか
辛い女子寮係――説得力について
学校の知識は教養の前提
沖縄問題で10分のスピーチを
子どもの質問で鍛える



【立ち読み】

日垣:猪瀬さんの個人史をうかがいたいのですが。今日のために参加者の皆さんに読んでいただいた『さようならと言ってなかった』(マガジンハウス)にも出てきますが、私も奥様のゆり子さんのご葬儀に参加させていただきました。猪瀬さんが喪主のごあいさつで、奥様と大学のテニス部で会った瞬間に恋に落ちたという話をされていたときに、私は涙を流しかけながら聞いていたのですが、帰りがけに猪瀬さんが恋に落ちたことは間違いないけれど、奥様が落ちたのかどうかという若干の疑問が浮かびました。  (猪瀬さん苦笑い)

   ご本の中で、お子さんが作文を書いたことが出てきます。
(P126)
《うちのパパはいばっている。ママがいるから、くらしていけるのに、いつもママに、
「ママは、しあわせだなぁ、こんなにいいおっとをもって」
と、自信にあふれた顔で言う。
 自分が作家だからっていばるのはよくない。でも、ぼくたちは、はんげきする。ママは
「パパは、しあわせだなぁ、こんなにいいつまをもって」
 と言ってパパのたいどをへこませる。ついでにぼくたちも横で
「そーよ、そーよ」
 とがっしょうする。するとパパは、ワッハッハと大わらいする。》

 威張っているんですよね――わりと威張っている人だなあと思うのですけれど、すごくおちゃめな人で、優しい人だと私は思っているのですが、ちょっと近づきすぎると「おい、お前払って来い」と言われたりして。そういうときには聞こえないふりをします(笑)。

続いて、
《パパは、空手の時も威張っている。一年前からはじめた空手で、みどりおびをとったからって
「みどりおびは、暗いところでは、黒帯に見えるんだぞ」
 なんて言っている。》

   あのう、今日は説得力についてお聞きするわけですが(会場笑)、猪瀬さんは大学の特任教授をいくつかされていて聞いたところではタバコを吸いながら授業をされたそうです。それで、学生さんが「ここは禁煙です」と言ったら、「ここは分煙だ」とおっしゃったと小耳にはさみました。そういうのはふつう、へ理屈というのだと思うのですが......。
 NHKの番組に猪瀬さんがゲストで迎えられていて、生意気な高校生が猪瀬さんに向かって「名札つけてください」と言ったら「ゲストが名札つける必要がない」とおっしゃっていて、そのときは納得しながら観ていました。
 私が猪瀬さんをすごいなと思うのは、威張っているといっても、目上の人にも威張っていて下の人へのと態度が変わらないところです。NHKの会長と話しているときと私たちと話す時と口調が全く変わらない......変えられないのかもしれないですけれども。

猪瀬さん:......そうやって誤解を招くようなことを(笑)。
『ミカドの肖像』が出た後に、昔から僕を知っている人の前で僕の態度が最近威張っているという話が出たらしい。そいつが「違う、あいつは有名になる前から威張っていた」と言ったというような話もある(会場笑)。
 別に威張っているわけじゃないのだけれども、態度が変わらなかった。
「暗いところでは黒帯に見えるんだぞ」というのは冗談なんだけど、40歳ぐらいの時に仕事で運動不足になっていたから、娘が小学校の体育館の空手道場に通っていたので、見ているうちにちょっとやってみようかなと思った。でも足が全然上がらないんですね。そのうちに1年ぐらいやったら緑帯を取れたのだけれど、黒帯取るまでは5年かかった。週1回しか行けなかったから。週2回行かないとうまくなれない。それはともかく、学生時代にいろいろ運動していたのだけれど中年になったころには忘れてしまったので、またやりだして、テニスを再開して、今はジョギングをやっていますね。

日垣:学生時代にいろいろとやっていた運動は......。

猪瀬さん:学生運動ね。

 (会場爆笑)

日垣:当時は、全共闘議長をされていて、反米、反安保だったわけですよね。

猪瀬さん:あれはね、急に走ったりね、急に投石したり、急に手に手を取ったりで全身運動でしたから。

日垣:ああーそういう話ですか。確かに全身運動になりますけど(笑)。

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