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総 特 集――大地震と内戦――【緊急特集 第1回】災害報道は何を伝えたか


 今、私は仙台市におります。
 大学時代を過ごし、しばらく働いたこの市は、平成の大合併で、とてつもな
く巨大な面積をもつ市に変貌しており、北陸を経て山形県から宮城県に入った
と思ったら、すぐに仙台市――。

 大学生のころ、宮城県沖地震が起き、しばらく調査が進んでこの沖の巨大な
プレートが25から35年の短い周期で動いていることが判明していました。

 2010年から10年以内での大規模な地震の発生確率は70%、20年以内では90%、30年以内は99%と公式に評価されており、2010年代にマグニチュード8クラスの巨大地震が起きるのはほぼ確実――という状態でしたので、私はしばらく第
二のふるさとに戻ることを避けていました。

 久しぶりに仙台市に来てみて、どんな惨状になっているかと思いきや、私の
知っている仙台の街が、ほぼそのままあります。テレビや新聞は、酷(ひど)
く崩れたところだけを写真や映像にしていたのですね。
 あまりにも落ち着いた街の様子に、逆に驚かされているほどです。
 しかし、余震がひどく、断水や停電も多くのエリアで続出しており、見た目
とは異なって、深刻な事態であることに変わりはありません。

 トルコ地震や阪神・淡路大震災(どこを向いても見たこともない惨状でした)
や台湾地震(山間地でしたので阪神・淡路大震災よりマグニチュードが上だっ
たにもかかわらず、まったく様相が異なりました)などを見てきた者としては、
最大級のマグニチュードであるにもかかわらず、よくぞ都市全体が破壊されず
に済んだもの、と逆の驚きを禁じえません。

 しかし、津波は違います。
 このたびの天災が、世界の共通語となった Tsunami によるものであること
が、よくわかります。
 建物崩壊による死者は、阪神・淡路大震災よりもずっと少ないとは思います。
けれども、津波による死者は2万人近くに達するのではないでしょうか。

 私は、皆様(の大半)より情報をもっていません。全然もっていないと言っ
てもいいほどです。先入観をもったら、こんなところに来ていません。もちろ
ん、先日まで「ジャスミン革命」後のチュニジアと、内戦が拡大中のリビアに
いたためもあります。
 いま「ジャスミン革命」と一応書きはしましたが、これはマスコミ用語です。
現地に行って、つくづくそのことを実感しました。詳しくは、また報告します。

 ご存じのとおり、先週土曜日(3月5日)には「ガッキィファイター」主催で
椎名誠さんと私との公開対話があり、椎名さんのお話に満席の会場は笑いに包
まれ、サイン会も長蛇の列となりました。

 その後、私は個人的に日本橋に移動して(一昨年、ラジオ番組での共演と、
トカラでの皆既日食旅行にお誘いし、1週間密着して過ごし、日食前日には二
人だけの露天風呂体験などをしたご縁で)野口悠紀雄さんの最終講義とパー
ティーに出てから自宅に戻り、荷造りをして翌朝すぐさまローマとチュニジア
を経てリビアに入っていたのです。

(後略・・・・・・ 続きをお読みになりたい方はメールマガジンをお申し込みください)

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