ID:

パスワード:

«    社説

|次の記事

東北へ行こう、日本と世界を考えよう

 今回だけ(?)は、まじめな社説です。
 いつもふざけているわけではなく、誰も言わない極論を理性的に発すること
によって、常識なるものに大きく揺さぶりをかける、というのがこの「社説」
の趣旨でした。

 東日本や長野や静岡で連続的に起きた大地震とその後の津波による被害は、
1,200年に1度とも言われる、きわめて大きな被害を、この国と少なからぬ国々
にもたらしました。

 ただし、1,200年に1度とか1,000年に1度と言っても、三陸海岸での地震と、
静岡での地震が「関連あるのでしょうか」と訊かれて「さあ、わかりませんが、
あるかもしれませんね」としか答えられない専門家や、「メルトダウンは起き
ていませんね、それは安心してください。大丈夫です」と言い続けた、東電か
ら研究費をたんまりもらっていた原子力専門家なる人々の実態が明らかになっ
ていることをもちだすまでもなく、来月または来年(日本一危険な場所に建設
されていた)浜岡原発を含む広大なエリアで大震災が起きるかもしれません。

 いや明らかに、もともと地震大国が地震活動期に入っているのですから、ど
こで、いつ、どのような規模の天災が訪れても全く不思議ではありません。

 3・11から、もう3カ月が経つというのに、瓦礫の山や、海岸線にそっての住
宅地や(かつての)市場などには、大量のヘドロが残存しています。

 すでにボランティアに行かれた方も、おられるでしょう。
 役場に電話をかけて、「ボランティアを1日でもしたい」と伝えれば、よほ
どのトボけた役場でない限り、すぐに「では、このようなことをお願いします。
格好はこのような感じであれば結構です」というような答えが返ってくると思
います。
 しかし、やはりトボけた役場は少なからずあり、せっかくの申し出があり、
なおかつ瓦礫は15%も片付いていないのに、「こうしてください」という指示
すら出せず、他の市町村に行かれてしまう例には事欠きません。

 不愉快な思いもするでしょうが、彼らも混乱が続き、そういうことに慣れて
いないのです。
 流された建物や、ヘドロや、瓦礫の山は、機械の数にも限度があるため、手
作業で一つ一つ取り除いていくしかありません。

 もちろん、ボランティアはそのような希望をお持ちの方がやるべきであり、
義務ではありません。
 よく私が質問を受けるのは、「見に行くだけでもいいのでしょうか」という
ものです。
 もちろんでしょう。

 被災者に許可もなくカメラのレンズを向けるような失礼な真似さえしなけれ
ば、写真を撮るのも、また敢えてカメラを持たず、脳裏に焼き付けてくるのも
いいでしょう。

 これが今の日本の現実だ――ということを知らずに、あらゆる楽観や悲観に
基づく机上の議論は虚しいだけです。

 場所はどこが一番いいか?
 太平洋沿岸部なら(約500kmにわたって)、どこでもいいでしょうか。
 東北まで行けない関東以南の方なら、千葉県市川市の石油コンビナート付近
でも構いません。

 とにかく、自分の目で見てくることを、ぜひお勧めします。
 新聞やテレビや雑誌で、むごい写真や映像を、きっとたくさん見た方が圧倒
的だとは思いますが、そこに匂いはありましたか?
 列島の沿岸部が30cmから120cmも陥没した(というか海側に傾いた)わけで
すから、津波が地震直後に終わっても、今度は毎日2回もの冠水(床下浸水や
床上浸水)という、エンドレスの被害を(津波から2カ月も3カ月も経っても)
受け続けている地域も少なくありません。

(後略・・・・・・ 続きをお読みになりたい方はメールマガジンをお申し込みください)

|次の記事

 

ページ先頭に戻るトップページに戻る