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アフリカに対する考えが変わりました(7)

ついでに、サバンナを歩いていると(観光客のほとんどはカー・サファリを
選びますが、私は歩くのが好きなので、セキュリティ(ライフルを持っていま
す)とガイド(棍棒を持っています。私もですが)にお願いして、できるだけ
大草原を散策するようにしています。このときの交渉は、「こいつなら」と思
えるくらいに「肉食獣や大きな草食獣に隙を見せない」ことと「それなりに現
地の言葉が通じること」と「長距離を非常に速く歩き続けられること」が条件。

 小さな村に行く場合は、うまいタイミングで、かつ然るべき人に、ご本人が
期待している額より必ず多めにチップ的なものを、そっと渡すことも肝心です。

 サファリでは35ミリのデジカメで撮っても、こんな近くまで近寄ることがで
きます。このジェラーフは、マサイ・キリンです。アフリカの「沈まぬ太陽」
が実に美しい。

  ↓

 http://gfighter.net/images/photo/africa2012_023.JPG


 ゾウも、どんどん近づいてきます。京大のゴリラ研究者である山際寿一さん
によれば、サバンナで一番怖いのは(草食の)ゾウだ、と言います。

 
 http://gfighter.net/000433/100605000699.php



 アフリカゾウに追いかけられたら、全速力で走っても(相手が怒って追いか
けてきたら)ほぼ確実に踏みつぶされる、とのこと。

 だから、脚力を鍛えておく必要がありますね。

 きみさ、いくらなんでも近づきすぎだろ。

  ↓

 http://gfighter.net/images/photo/africa2012_024.JPG




 みっともない写真で恐縮ですが、後ろのキリンに注目してやってください。
 ネット上で「日垣だけがなぜサファリを歩けるのか。行っていないで写真を
どこからか借りたか、たとえ行ったとしても団体旅行に乗じてカー・サファリ
で撮影などできるわけがない」と、ヒステリーを起こしたり、私の知り合いな
どに「日垣はチェルノブイリやチュニジアやリビアやジンバブエと同様、エア
取材だ」と言い張っている哀しい人々を率いる映画評論家がいるそうで、まあ
そんな暇で執念深い人たちは放っておきましょう。

 ちなみに、私がジャケットを持っているのは、赤道直下なので、昼間は30度
を軽く超えますが、朝晩は「湯たんぽ」が必須なほど冷え込むからです。
 なお、この靴は底がナイキのエアー、革はコール・ハーンという具合のコラ
ボ商品で、スーツにもジーンズにも合わせられるだけでなく(旅行に便利)、
コール・ハーンにしてはとても柔らかく鞣(なめ)してあり、前述のとおり靴
底がナイキ特許のエアーなので、早く走ることが可能なのです。アフリカや中
国の奥地や南米や中東の旅では(私には)必須の靴。たくさん買い置きがあり
ます。断捨離なんか、くそくらえ(笑)。もう製造中止なのです。買い置きし
ておいて良かったねえ。


  ↓

 http://gfighter.net/images/photo/africa2012_025.JPG



 この日も案内役は、とても親しくなったマサイ族と、また「急襲」されたと
きのためについてきてくれた若いガードマン(旧式のライフル=10発入りを
持っています)と。

 写真を撮ってくれたのは、牛を追う12歳の少年です。

 スワヒリ語と英語のちゃんぽんで冗談を言い合っているところ。そういう冗
談や笑顔は、このような危険な場所では、けっこう重要なのではないかと存じ
候(そうろう)。

  ↓

 http://gfighter.net/images/photo/africa2012_026.JPG



 写真を撮ってくれた12歳の少年。もうすぐマサイの戦士になる。

  ↓

 http://gfighter.net/images/photo/africa2012_027.JPG


 このときは草食獣(マサイの家畜)だけなので一応安心とはいえ、どこから
肉食系に襲われるか分かったものではなく、常に緊張の要あり。こう見えても
「どっからでもかかって来い!」態勢なのである(本人比較)。

  ↓

 http://gfighter.net/images/photo/africa2012_028.JPG


 前にも書いたかと思いますが、サバンナ(柵もない動物が自然に生きる大阪
府並みの大草原)があり、そのうちの10は行っていたので、もうほぼ行きつく
したのかと思いきや、全部で60もあることに驚愕(きょうがく)。

 時期や、サバンナによって、またテント・ホテルをどこにするかによって、
さらには「歩き」をメインにする私のようなサファリ法をどのようにとるかに
よっても、まったく異なった「サファリ体験」となること請け合いです。

 前半1週間はジンバブエと南アを拠点に、そして後半1週間は南部アフリカで
放牧生活の見学やサファリ体験などを、と予定していた日もその翌日もエア・
ジンバブエが全く飛ばず(そのかわりジンバブエのハイパー・インフレ後の実
態やら、少なからぬソマリア難民から直接話を聞く機会が増えました)、どう
にもならなくなって、オンシーズンではないけれども季節的には最も美しい時
期である、英国人のバカンスで賑わう(日本人のサファリ体験者の間では最も
有名な)マサイ・マラに行くことにしたのでした。日本のスタッフに依頼して
テント・ホテルの予約とチャーター便の予約を済ませてもらい、急遽(きゅう
きょ)予定を変更してナイロビ(ケニア)に行き、そこでカジノを(風邪を引
きつづけているにもかかわらず、ケニアのカジノは世界で最もプレーヤーに有
利)やり、もちろん「帰ってこなかったジンバブエの大草原でのガイド代や旅
費」をこちらで取り返してから、20人乗りのプロペラ機に1人だけ乗って、約
50分で「マサイ・マラ」にある約20の空港のうちの1つに着いたのでした。

 私が強調したいのは、こういうことです。

 前号の末尾にも書きましたが、アフリカにも、そして日本にも、新たな資源
が実に多くある――それをどのように生かして行くか――は共通の課題ではな
いかと思うのですよ。

 日本は長い間「資源のない国」と言われ続けてきました。言われ続けてきた
のか、自ら自虐的に言ってきたのかは別として、そのように日本人が考えてき
たのは疑いがありません。

 しかし、世界10億人を襲っている「1日1ドル以下の生活」と飢餓や内戦を見
るにつけ、日本には大量の食糧と、豊かな飲料水と、インフラ整備の技術など
があります。世界語になるほどの「もてなし」も、江戸時代からの旅行大国で
ある日本の「輸出」ノウハウでしょう。

 これらを資源と呼ばずに、何と呼べばいいのか、と考え方を変えてみました。


(後略・・・・・・ 続きをお読みになりたい方はメールマガジンをお申し込みください)


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