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なぜ、中国でビジネスを展開するのですか

2010年4月24日「日垣式ノウハウ全公開」会場での質問

Q.(中国でメルマガを発行するという話から)

参加者: なぜ敢えて、中国だけでビジネスをしようと考えたのですか。
たくさんの人に読んでもらうのであれば、英語を使ったほうが世界中の
隅々にまで配信できます。なぜ敢えて、中国という一つの地域に限定す
るのでしょう。

日垣: 世界で一番人口が多いですからね。

参加者: でも、地図を見れば一地域に限定されますよね。

日垣: なぜ英語でなければ駄目なのですか。英語で書いている著者なんて、世
界中に何十万人もいるんですよ。でも、中国でビジネスに特化したメルマガを
出している著者など一人もいない。どっちが勝算が高いと思います?

参加者: でも、地域が特定されますよね。

日垣: 人口1億3,000万人の日本で、これだけ商売になっているのですよ。13億
人いる中国の10分の1です。

参加者: 自分の意見を隅々にまで届けるのならば、中国語より英語のほうがい
いと思います。

日垣: あなたはなぜ、みんなが行く方向へ一緒に進もうと思うのですか。だか
ら商売が成立しないのですよ。俺に失敗の道を勧めるなよ(笑)。

参加者: テレビでも英語を話す人が多いですよね。より広く届けられる方法だ
と思うんです。

日垣: だから? 1億3,000万人の日本語の市場は、決して小さくない。13億人
の中国語市場は、日本語市場の10倍ある。中国の人たちがどれだけ英語や日本
語を勉強したとしても、母語による読み書きのほうがラクですよね。だったら
中国語でビジネスに関するメルマガを出せば、読もうと考える人はそれなりの
数がいるのではないか、という話です。
 アメリカ人、イタリア人、ドイツ人、イギリス人たちと同じ道を進むのと、
まだ誰も一番乗りを果たしていない道を進むのと、どっちがおもしろいか。地
雷さえ踏まなければ、中国には無限の荒野が広がっているじゃありませんか。


≪追記≫


(1)海外で電子ブックやメルマガで著者自ら勝負を賭けいる(ギャンブル師か)人
はまだほとんどおらず、いま、アプリ化を進めている99%近くは英語であること。私
のメルマガの海外居住率は10%くらいあります。もちろん日本人ですが、母語として
英語訳をしてくれる人をすでに確保しています。

(2)会場でも何度か触れたように、英語圏のキンドルでも「トップ」をめざして、
すでに交渉を2カ月近くに亘ってやっています(4月25日現在)。Appstoreでも英語
版をアップします(5月半ば)。それの前提で言うと、「なぜ」は、英語圏だけでや
ればいいということに、なってしまいます。私の機会損失を、埋めてくださるので
しょうか? 

(3)アメリカに、ビジネス(というのとちょっと違うのですが、イデオロギー系や
政治系やノンフィクション系でも小説でもない、という意味です)系で日本から発信
しても、日本全体が遅れているので、関心をもつ%は非常に少ない。けれども、中国
大陸と台湾および華僑また韓国は、なんだかんだ言っても「日本」への憧憬ももって
くれており、いずれ追い越すことを夢見ている、というより現実に追い越している分
野がどんどん出てきています。このタイミングで、かつてのドラッガーなどが読まれ
た日本の事情と、瓜二つの状況が中国に生じていると実感しているのです。

(4)何より、トレンドを分析したうえで、みながやっていないことをするのが、私
には楽しい。

(5)失敗しても失うものはなく、得るものは大きい。

(6)多くの人が「みなと同じ方向に進む」というのは否定しません。むしろ歓迎で
す。みんなが中国に向けてメルマガを出し始めたら、私のは苦戦必至です(笑)。で
すから、必要に応じて、そのあたりは使い分けますが、「みなと同じに目立たず」と
いうことも日常では大いにありえつつも、失敗しろ、と言っているようにしか私には
聞こえませんでした。
 そのあたりは、個人差というより、「日本語以外の言語を母語とする人に向けたメ
ルマガ発信」を中国語と英語であるとの、どちらが楽しいか、どちらが手ごたえがあ
るか、しかも英語のほうでのチャレンジは同時に進めながら、という状況の中で、と
ご理解ください。
 
(7) ――誰にでもできることをそのままやっても、成功率は0に近いと思います。
 
(8)そこまでおっしゃるのであれば、まずご自身で英語でメルマガを発行するなり、英語圏でビジネスをしてはいかがでしょう。


「ガッキィファイター」2010年04月27日号に掲載

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