ID:

パスワード:

前の記事| |次の記事

第22回 「ある愛の詩」より断然「ホリデイ」

「ホリデイ」は、8月9日にDVDのレンタルが開始されました。


 敏腕経営者アマンダ(キャメロン・ディアス)が、同棲中の彼の浮気を察知
し、怒り狂って別れます。彼女が住んでいるのは、ビバリーヒルズの豪邸。ふ
と思いつき、ロンドン郊外に住む未知の独身女性アイリス(ケイト・ウィンス
レット)と、お互いの家を交換することに――。アイリスも失恋直後でした。


 ネットを通じてのリアルな「ホーム・エクスチェンジ」というものが成立し
うるのかどうか、私にはよくわかりません。
 いいかもなあ、とは思うものの、何かがなくなったと思えたり、逆にそう言
われたりしたら困りますし、そもそも相手が「まともな人」かどうかもわから
ない。知っている者同士の「ホーム・エクスチェンジ」なら、銀行通帳とか日
記とかは見られたくないしなあ。


 使用人つきのアマンダの豪邸と、雪に埋もれかねないアイリスの小さな家は、
かなり「格差」があるのですが、まったく違った環境に身をおくことで、ふた
りの女性は、しがらみから解放されて、2週間でそれぞれ「失恋から立ち直ろ
う」とするわけです。


 アマンダ(ロサンゼルス)とアイリス(ロンドン郊外)の家は9,600キロも
離れています。
 失恋を癒すために旅に出るというのはよく聞く話ですけれど、2週間も家を
交換してしまうというのは、なかなか画期的なアイデアです。旅行とは違って、
それぞれの馴染みの店もあるし、ときどき遊びに来る人との交流も生まれる……。


 アイリスの兄グラハム(ジュード・ロウ)がバーで飲んだある夜、妹の家に
泊めてもらおうと思って訪ねてくる。そこにいるのは妹ではなく、美しい妙齢
のアマンダ。
 ご想像どおり、ここから新しい恋が始まるのですね。


 小説にせよ映画にせよ、恋愛ものには必ず「壁」が登場します。死とか病と
か浮気とか周囲の反対とか。
「ホリデイ」の場合は、帰国まで「2週間」という壁と、彼(グラハム)の携
帯にときどきかかってくる若い女性という壁が……。


 コメディタッチの楽しい映画ですが、この「2週間」後に別れが来るという
のが単純につらく、でも、そうはならなかったときは涙腺も決壊寸前となるで
しょう。


 もうひとつの恋愛も同時進行します。アイリス側に出てくる「おじいさん」
(ハリウッドで引退した大脚本家のアーサー)が、とてもいい味を出していま
す。


 さて、私が10代で観た「ある愛の詩」を、どうしても気になり、この機会に
また観てみました。恋愛映画は、進歩しているのだろうか?

(後略・・・・・・ 続きをお読みになりたい方はメールマガジンをお申し込みください)

 
                  ガッキィファイター2007年08月17日号に掲載

前の記事| |次の記事

 

ページ先頭に戻るトップページに戻る