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「タレントと格差反対左翼は阿呆だ」(要旨)by茂木健一郎氏×波頭亮氏

 茂木健一郎・波頭亮『日本人の精神と資本主義の倫理』(幻冬舎新書)より。


《茂木――日本の貧困はテレビのタレントたちに対抗する軸がないことに尽き
るわけで、「あんな連中どうでもいい!」と言う人がもっといてもよいし、そ
ういう人がもっとビジブルでなければならない。先ほど話した西本願寺の飛雲
閣とトレンディ・ドラマを比べてなおもドラマを評価するのなら、それはそれ
でいい。しかし、現状は選択の自由などないわけです。これほど貧しいものは
ないでしょう。
 ところが、貧しいのだと誰も言おうとはしない。》(P42〜P43)


《波頭――普通のOLが自分の給料でルイ・ヴィトンのバッグを買ったり、海
外旅行に行けたりできる国など他にないわけです。格差のない社会を良しとす
るのであれば、全員がルイ・ヴィトンを買えなくなり、全員が海外旅行に行け
なくなる状況を受け入れるしかないでしょう。経済競争は国際マーケットで激
化の一途であり、しかも、その戦いには勝たないと国として得るものが減って
いくのですから。格差のない社会の良さを得たいと言うなら、ルイ・ヴィトン
も海外旅行も、霜降りの肉のすき焼きも高級乗用車もなくなる生活を覚悟した
上でどうぞと言いたい。その覚悟で腹を括って社会作りをするのなら、それも
ひとつの選択です。
 今流布しているのは、あれも欲しいけれど、これを失うのも嫌だというまる
で子供じみた議論で止まっている。》(P179〜P180)


 常日頃は確かにイカガワシイお二人(失礼)ですが、これらの発言には重要
な命題がいくつも含まれていますよね。

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