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「たまには金原瑞人みたいに、薄くて無内容で売れる本をやりたいもんだ」by山形浩生氏

芥川賞をとった子の親ですね、金原瑞人さんは。
 親が特訓して、引きこもりがちの子にしたらしい。
 美談なのですかね。


 ともかく、この発言。山形さんらしい。
「たまには金原瑞人みたいに、薄くて無内容で売れる本をやりたいもんだ」
(『訳者解説』バジリコ)


 おもしろい本です。彼とは2回会っています。いつか、そのときの話もしま
すね。
 彼は野村総研に勤めており、ODAの関係などで、夜は暇なのですって。アフ
リカの田舎で、とかね。だから、暇に飽かせてパソコンを叩く。
 長い良質な本を、たくさん彼は副業として訳しています。


 ときどき、同業者の悪口を書いて、喧嘩したと思ったら、素直に謝ったり。
愉快な方です。また優秀な翻訳者でもあります。


 他にやることがないから、訳でもやってないと夜が過ごせない、というよう
な話をしてくれたことがありました。その話は、本書のP356あたりから出て
きます。
 よい話ですよ。


《多くの読者は、少しくどくていねいに説明してあげないと、基本的な部分で
脱落する人が増えてしまうと思う。せっかく読んでくれるんだから、それは
もったいない。》(P11)


 これは、私とはちょっと意見が違いますけれど、翻訳という仕事、深いです
ね。

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