ID:

パスワード:

前の記事| |次の記事

イマニュエル・カント「啓蒙とは何か」ほか

■イマニュエル・カント(1724〜1804)は、『純粋理性批判』や『判断力批判』などで知られるドイツの哲学者。下記の「啓蒙とは何か」は月刊「ベルリン」1784年12月号、「人類の歴史の憶測的起源」は同誌1786年1月号、「理論と実践」は同誌1793年9月号に、それぞれ掲載された。邦訳は篠田英雄訳『啓蒙とは何か 他四篇』(岩波文庫)が最も入手しやすい。


《啓蒙とは、自分の未熟さから立ち上がることだ。未熟な状態とは、他人の指導なしには自分で判断できないということである。この未熟さは、実のところ、未成熟さから抜け出る決意と勇気を抱こうとしていない点において、本人自身に責任がある。
  知る勇気をもて! これが啓蒙の真のスローガンである》(「啓蒙とは何か」)


《我々は、近代の諸国民のうえに重くのしかかる最大の害悪が、戦争に由来することを認めなければならない》(「人類の歴史の観測的起源」)


《理論家のなかには、もともと判断力を欠いているために、身の回りのこともろくにできない人たちがいるわけである》(「理論と実践」)


《統治者は、自分の考えだけに従って国民を導こうとするから独裁者になるのである。また国民は、自分自身の幸福という、誰にでもある要求を捨てたくないから反逆者になるのである》(同上。以上すべて改訳した)

前の記事| |次の記事

 

ページ先頭に戻るトップページに戻る