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第4章 招かれざるアメリカ兵

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 イラクを制圧した米軍の監視定位置には、鉄条網が立ちはだかる。


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 米英軍兵士はイラク人が「怖い」のだと思う。


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 そんな中で、かろうじて人気があるのは女性兵士である。戦車の上で彼女も笑っている。

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 米軍本部(GHQ)に密入し撮影に成功したスクープ写真。


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 鉄条網の向こう側で、子どもと話す米軍兵士。たぶん言葉は通じていないが、話は通じている。


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  軍事制圧は甘いものではない。歯向かう「原住民」は、いつでも殺す。英米人の命の価値とは明らかに違う、と心から信じているのだろう。


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  威圧的に機関銃を構える男の兵士は圧倒的に人気がない。「イラク市民に歓迎されるアメリカ軍」という逸話は明らかに嘘または願望である。


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 いきなり米軍に荷物とカメラを奪われ、ボディチェックされる野添くん【撮影:鈴木隊員】。大学4年生である野添隊員は、ティクリートで果敢にも米軍駐屯地のなかを撮影していたのが見つかってしまい、「何やってんだこのやろう死にてえのか!!!!!」とマジで怒鳴られ拘束されたが、他国で何度も連行されかけた体験をもつ隊長が野添隊員とともに敷地内にヘラヘラ入り、万一(完全拘束)の事態に備えて他の隊員は車に戻ってもらったうえで(同一グループのメンバーが車に戻れば米軍も二人のみを拘束しづらくなる)、がんがん怒鳴りつける米兵が「イラクが今どうなっているのか分かってんのか! ジャーナリストなら俺たちが山ほど難問を抱えて頑張っているのを知らないわけじゃあねえだろこの野郎!」と速射砲のごとくまくしたて、私も野添隊員も断片しか聞き取れていないわけだが、怒り狂った米軍兵士が野添隊員の一眼レフと望遠レンズに目をやり(せこい私は自分のカメラをすでに隠し終えている)、「おまえらジャーナリストなら......」とまだ怒鳴っているので、おいらは「ノー。ツーリスト!」とだけビシっと一パツ決めてやった。怒りに燃えた兵士は「ツ、ツ、ツーリス......」と視線が宙に泳いだまま絶句してしまった。
  この目が点兵士は、無線連絡により駐屯地本部から駆けつけた他の兵士11名と協議の末、フィルムを抜くことで決着をつけることになったらしい。野添隊員のカメラ(←ほんとは俺のカメラ)から、しゅるしゅるしゅるっと米軍兵士がフィルムを抜きとった。くうぅ〜〜〜。俺が下向きながらボソッと「日本に帰ったら、この話みんなにしちゃおうかなあ」と言うと、ぎらっと睨みつけて「だめだ!」と威圧するのである。
  私は、またヘラヘラ「冗談冗談、観光客っすから」と下品に笑って、ようやく外に釈放された。こうして野添隊員も事なきをえたのでありました。めでたしめでたし。


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 米軍武装ヘリが上空から監視中。ティクリートにて。


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 現在、摂氏45度。


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 敗戦後の日本でも、MPに通訳がついた。たくさんお金ももらう。


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 進駐軍を相手に商売をする人も、もちろんいる。


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 イラク人と米軍兵士との、大人同士の溝は深い。が、子どもは簡単に溝や壁を越える。


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 た、た、田中隊員! ちょっと目を離した隙に、米軍戦車の中でいったい何てことしてるんですか!!!!!
                                         【スクープ撮:東隊員】

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