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信濃毎日新聞による捏造記事の全容

 記事のタイトルは「生徒刺殺事件検証委 報酬代わりにグリーン料金 県教委 委員の1人に」。なぜか5段(!)にもわたる記事ですが、私の名前と住所以外はすべて事実無根の捏造です。末尾は、こうなっています。


《県教委によると、日垣委員の自宅は長野市にあるが、事務所は都内にあるため、県庁や松本市内で開かれた会合や打ち合わせには長野新幹線や中央東線の特急で通い、車内でパソコンを使って仕事をするとの理由でグリーン料金を求めたという》(「信濃毎日新聞」2004年10月5日)


■本人によるコメント■


 私は普段、長野市ではなく東京に住んでいます。また、車内でパソコンは使いません(笑)。グリーン料金を求めた、という事実もない。それどころか、県教委との当初の約束と異なって、私は移動のためのタクシー代も貰っていないのです(これは経費として当然請求しましたが、未だに貰えていません。タクシー代という項目が長野県庁には「ない」のだそうです。民間企業では考えられないことですよね。このような無数の旧態依然が未だ県庁職員の妨害にあって改革されないことに事態の深刻さがあるのです)。宿泊を要した会合ですら、すべてホテル代も自腹を切っています。


 私は(経費は全額いただくが)報酬は要らない、と言ってきましたが、最初の数回は先方が一律に出してくるので返金しようとしたところ、「県庁は寄付行為を受けられない」と莫迦なことを県教委事務局が言うので、数回目からは「では(私に関する報酬の)支出そのものを止めればいいのでは」と申し出て、ようやく当初の約束どおり支出されなくなった、というのが事実のすべてです。


 辻元邦宏記者に取材を受けた県教育長に私が直接確認したところ、「辻元記者には、日垣さんには交通費も全額お渡しできていないこと、また報酬も受け取っておられないことを何度も説明したのですが、わかろうともしてくれなかった。あのような記事をでっちあげる、ということが初めから決められていたとしか思えない」と県教育長は証言しています。


 まあ、私の名誉に関するレベルのことなどどうでもいい。なぜこのような捏造が5段の記事になりうるのか、という意図と背景に重大な問題が横たわっています。また何より、ウソだとわかっていながら書き飛ばす地方記者の頽廃が情けない。


 さて、柄にもなく私は、田舎の小さな委員会のメンバー(2002年4月から長野県教育委員会内に設置された「飯田高校生徒刺殺事件検証委員会」という10 人からなる委員の1人)になっているわけですが、そのことで王政復古グループから執拗に攻撃を受けています。


 私はその委員を引き受ける条件として、1、被害者の親を委員に加えること(県教委はずっとこれを拒否していましたので)、2、長野県は財政赤字なのだから少なくとも私に関して委員報酬は要らない、3、かかった交通費に関しては全額実費をいただくという3点を打診し、3点とも「確約する」ということでしたので委員を引き受けた、という経過があります。


 たった、それだけのことです。それを大石なんとかという、かつて若かりしころ「朝日ジャーナル」で「玉ねぎ通信」という欄をもちながら、同時期「ファディッシュ考現学」を同誌で連載していた田中康夫氏に莫迦にされて打ち切りとなった恨みから、執拗に田中攻撃をしているコラムニスト崩れの戦記小説家がおり、彼は私に関する攻撃サイトまで立ち上げるストーカーぶりを発揮しており、日本という国の平和ぼけぶりを思わされます。


 その大石という男の嫉妬深い中傷を真に受けた信濃毎日新聞の辻元邦宏記者が、私や県教育長にアリバイ的な取材を申し込み、すべて事実の所在を知りながら、畑谷広治報道部長の命令により、私に関する捏造記事を書くに及びました。


 吉村前知事を一度も批判したことがなかった信濃毎日新聞は、前政権の流れを汲む知事誕生と田中康夫攻撃のためなら手段を選ばなくなったと畑谷報道部長も認めるまでに"成長"しております。地方メディアの堕落は全国的にはノーチェックであるため、まったく知られていないことですが、実に興味深い現象です。


 当事者すべてが「そのような事実はない」と証言し、完全にその証拠も揃っているのに(そしてその事実も知りながら)、守旧政治団体からの圧力により捏造記事の掲載に踏み切ったのです。
 畑谷部長も辻元記者も、報道に携わるものとしてのプライドは捨ててそうせざるをえなかったのですから、一度だけの抗議に留めました。お気の毒な人々です。


 ただ、これは一地方紙の失墜というに留まらぬ大きな問題を孕んでいます。私は辻元記者からの取材要請にも応じました。すでに捏造記事を書くことが予め決まっていたためか、辻元記者の要請に基づき私から(くそ忙しいのに嫌々)電話をすると「あとでかけなおせ」と言われ、「用事があるのはそちらなのでしょう」と申し上げると、自分から依頼しておきながら二度と電話はかかってきませんでした(アリバイ的にファクスだけ送って済ませたかったのでしょう)。辻元記者の用件に対して私は(あまりの莫迦らしさに呆れつつ)きちんと回答しましたが、もちろん事実確認など最初から無視することになっていたようです。こうして翌朝、記事は出ました。


 もちろん、辻元記者にも報道部長にも送付を要請したにもかかわらず(取材した相手に掲載された記事を送るのは記者のイロハでしょう)、2週間以上経った現在、私を含めた当事者に掲載紙すら送られてきていません。さすがに見せられる中身ではないからとは言っても、なぜそんなことが許されるのか?
 その答えは、「信毎は県民のほとんどがとっているから送る必要ない」だそうな。
 井の中のカワズも、ここまでくるとどうなのでしょうか。小学3年生もびっくり仰天です。


「このような捏造記事を書くに至った本当の事情だけでも教えてほしい」との依頼まで拒絶する信濃毎日新聞報道部とは、いったい何なのか。まあ予想の範囲内ではありますが、私は素朴な疑問を抱きました。これまでも夫婦揃って捏造記事を書いてきた畑谷部長や辻元記者に興味などありませんが、私の件でどういう対応に出るか、ちょっと楽しみだったので申し込んでみたのです。案の定、彼らは私の前から逃亡しました。
 捏造する"勇気"があるわりには、あいかわらず小心な人々です。


(この件に関しては新聞報道の根幹にかかわる問題が含まれているので、11月発売の月刊誌でも詳しく取り上げます。誌名とタイトルは「今週の掲載情報」でお知らせします)

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